思ったままに生きていく

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2020年2月 #読書録

2月に読んだ本 6冊。最近図書館で予約した本が立て続けに届いています。嬉しい。(しかし早く十二国記読みたい…)



 

 






 お砂糖とスパイスと爆発的な何か—不真面目な批評家によるフェミニスト批評入門/北村紗衣

映画や演劇などをフェミニストが批評した本。フェミニストフェミニズムというものがいまいちよくわかっていなくて、ライトなものから読んでみようかなと思って読んでみました。
そもそも映画をあまり見ないので、批評というのもあまり読まないのですが、単純に読み物として面白かったです。書き方も読みやすい文体で、するする読めました。はたしてこの本でフェミニズムがわかったかというとそうでもないですが、「この作品をそんな目で見たことなかった…!」と思うことが多く、とてもおもしろかったです。映画を単に娯楽としてしか見れないタイプには、新鮮に感じました。



新しい文章力の教室 苦手を得意に変えるナタリー式トレーニング/唐木 元

さくっと1日で読めました、文章力の本。これはナタリーの編集長が書いていることもあり、タイトルどおり「新しい」文章力の本です。いわゆるビジネス文書や小説、評論用の文章を書くための勉強ではなく、Webで読まれる記事を書くための勉強です。なので、ブログ書いている人にはとてもとてもおすすめです。わたしはPVを狙っているわけではないですが、読みやすい文章を書くということは常に心がけたいことなので、かなり応用できるところがありました。1回読むだけで習得できるわけではないので、何度か読みたいと思います。



 

さんかく/千早 茜

さんかく

さんかく

  • 作者:千早 茜
  • 発売日: 2019/10/31
  • メディア: 単行本

以前クローゼットという作品を読んでハマった千早茜さんの最新作。とにかく表紙のイラストがかわいい。癒やされます。
平凡な生活が、すこしづつ変化していくさまを、食を通じて描いていく作品。食事・料理のシーンが多いので、実写化希望。最初はゆっくりとした変化だったのが、だんだんと動きが大きくなっていくのがとてもおもしろかったです。最初には予想してない結末。



コンビニ人間村田沙耶香

コンビニ人間 (文春文庫)

コンビニ人間 (文春文庫)

芥川賞を受賞した作品。短いのでさくっと読めました。

「普通」とは何か?現代の実存を軽やかに問う衝撃作

と要約されているのですが、まさに衝撃作。軽やかに問う、という表現がぴったりすぎました。「普通」に生きてきた、と思っている人こそ軽くショックを受ける作品かなと思いました。どんでん返し、みたいなものはないですが、要約をあまり読まずに読んでほしい作品。



父が娘に語る 美しく、深く、壮大で、とんでもなくわかりやすい経済の話。/ヤニス・バルファキス

少し前に話題になった本。翻訳と相性が悪かったのか、なかなか進まなかった…けれど、経済の本と思って読んでいたら、最後は少し違った問題提起がされていて、おもしろい。冒頭の、なぜ格差が生まれたのか、なぜ経済というものが発達したか、というところはとてもわかりやすく、頭に入ってきやすかったです。こんな経済学者が財務大臣を務めていたギリシャってちょっと先進的なのかなあなんて思ったり。



プレゼン資料のデザイン図鑑/前田鎌利

プレゼン資料のデザイン図鑑

プレゼン資料のデザイン図鑑

  • 作者:前田 鎌利
  • 発売日: 2019/03/21
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)

これを読んだ、に入れていいのか…笑
資料作りが未だに苦手です。グラフの作り方や数字の見せ方はマシになってきたかな~なんて思っていますが、こみいった話を図に落とすのがちょっと苦手。
この本はプレゼン用の資料が前提なので、プレゼンではない資料で使うにはちょっと違うなと思う点もありますが、基本的にわかりやすい見やすいという点は求められるポイントなので、いい復習になりました。ときどきパラパラ見て眺めるようにしています。






以上、2020年2月に読んだ本は6冊でした😊




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